シバンムシ襲来と撃退 [出来事]
注*害虫(虫)の話になります。虫が嫌いな方は気分を害されると思いますので、ここからお戻りくださいませ。
激しい猛暑の中、リビングでごろごろしていたら、見かけない虫がいた。5mmにも満たないサイズの、雌のカブトムシのような小さい虫。それが、のろのろとカーペットの上を歩いている。あまりのスローペースだし、威嚇しても逃げない。ガムテープでも、あっさりつかまる。でも、心なしか見る頻度が増えてきたようにも…?
気になって、ネットで検索してみたところ。「シバンムシ」という名前であることを知った。漢字で書くと「死番虫」。恐ろしい漢字である割には、その虫自体はやっぱりのんびりしていて、殺虫剤の中にも向かってくるほど、どんくさい。しかし、乾燥した素材なら何でも食し、かの有名なゴキちゃんが致死に至るほどのものを食べても平気という。その好物は、乾燥したもの。畳や簾、小麦粉や砂糖、果てはカップラーメンなどの乾麺、ドッグフード、タバコや古本。何でも食べてしまうので、駆除が大変だとか。
(↓リンク先に画像あり、注意)
http://www.ikari.jp/column/c4/c4_rep07_20061108.html
そこで、ふと思い至った。安値の時に、買い集めた小麦粉などのストック。未開封のまま、密閉性の高いプラスチック容器に入れていたが…あれは無事だろうか?
あわてて、確認してみると………どっひゃー。繁殖場所は、そのプラスチック容器であった。しかも、その隙間から脱出したシバンムシがいたらしく…、それが居間まで出張して、その存在を示していたのだ。シバンムシは、乾燥食材を食い荒らすだけで、成虫は大きな害を及ぼさない。冬期の幼虫が、アリを寄生させ、それが人をかむらしい。シバンムシ自体は、のんびりした虫なのだ。でもでもでもでも、それが集団で集まっているとなると、生理的な嫌悪感を覚える。そう、ただ、ただ、こわいのだ。これは駆除せねば。
周章てて、再度検索。駆除に必要なのは「スミスリン」。スミスリン散布剤が必要だと知った。ホームセンターに出向き、問い合わせるが、「ない」と言われる。あせって再度検索してみたところ、この「スミスリン」は、シラミの駆除薬だとか。しかも、人体への影響はほとんどないという。
そこで、薬局へ走る!問い合わせる!もう、こちらは必死である。
人の良さそうな薬剤師さんが対応してくれる。「シラミですか?」…「いいえ、違います。害虫です」…「そちらへの効能は効いたことありませんが……」どことなく不審気な薬剤師さん。もう一度調べる。
確かにスミスリンには、農薬と医薬品があるらしい。医薬品ではないものをお求めくださいという、文章も見た。しかし、農薬扱いのものが見つからない以上、背に腹は代えられない。農薬だろうが、医薬品だろうが、化学式は同じである。どこに違いがあるものか!効能には違いがないと信じ、渋る薬剤師さんからスミスリンを購入。
結論から言おう。シバンムシに効きました。即効性はないものの、その一瓶を繁殖地帯となっていた容器にぶちこんでみたところ、効果を発揮してくれました。
その容器から、どういうルートだかわからないけれど、逃げ出していたシバンムシを、なんとかせねば☆
幸い、我が家の掃除機は。型落ちとはいえ、ミクロの粒子も吸い取るダイソン(←メーカー)。彼は、望む仕事をしてくれるだろう。電源ON!気持ちよく吸引!ほっとして、台所を掃除していた。乾燥食材をすべて除去すればいいらしい。しかし、それだけでは不安を感じ、台所内をくまなく洗浄。食器もすべて、再洗浄。マジックリンを噴霧しすぎて、その微粒子を吸い込みつつ、激しく咳き込みながら、掃除機の近くに戻ったところ……?
そのホースから、のんびりのんびりうごくものを発見。吸い込んだはずの掃除機の中から、悠々と。なんの危機感もないまま脱出していたのは、例のシバンムシだった。
サイクロン方式、ダイソン。あっけなく敗れる……。(だめじゃん)
そんなわけで。スミスリン散剤を掃除機に吸い込みながら、ふたたびシバンムシにアタック。
一方、台所と居間にしかいないはずの、このシバンムシ。中途半端に残してしまうと、その隣の部屋には畳がある。畳も、好物だとか。
これはまずい!!!
徹底抗戦の構えで、一度も動かしたことのない冷蔵庫も移動。食器棚も移動。裏には何もないことを確認し、ほっと一息。そういった地道な努力を繰り返し、シバンムシを室内では見かけなくなった。
このオリンピックシーズン。大好きなスポーツ観戦もそっちのけになるくらいの、激しい戦いだった。
ある意味、わたしにとっては、オリンピックより激しい消耗戦であった。(こんなことを言ったら選手の方達には失礼だと思うけれども) 二日間の激しい戦い。激しい腰痛を残しながらも、シバンムシに勝利したのだ。戦いすんで日が暮れて。飲んだシャンパンは、F1のシャンパンシャワーに匹敵するくらい美味であった。(いや、こんなことを言ったら、レーサーに失礼だと思うけれども)
そして、今日。虫の気配のないこの部屋から、この文章を達成感を覚えつつ書いている。
しかし、そんな部屋の四隅には。お守りのように、スミスリンの盛り塩があるのだった。ちゃんちゃん☆
ちなみに、シバンムシは、かなりメジャーな害虫らしい。数年前の東京都の調査によると、4千軒中、4千世帯で発生していたとか。(つまり、100%)
もしも、シバンムシの襲来に困っているご家庭の方にお読みいただけて、この戦いの記録が参考となっていただけたなら嬉しいです。
今回、無事に駆除できたらしい。今後の注意としては、乾燥食材の排除。できるかぎり、食べられる量だけを購入することで防げるかと思う。また、密閉容器としては、缶が一番。こういったものを利用するのが最適だろう。ドッグフードも好物らしいので、ペットのいる方はご注意あれ。
ここで、ふと気づいた。乾燥食材には、たしか…カップラーメンもあったはず…。カンパンも。これらが不可と言うことは?おそらくわたしは災害時には生き残れないだろう。
………共存の道を探すべきだろうか?
激しい猛暑の中、リビングでごろごろしていたら、見かけない虫がいた。5mmにも満たないサイズの、雌のカブトムシのような小さい虫。それが、のろのろとカーペットの上を歩いている。あまりのスローペースだし、威嚇しても逃げない。ガムテープでも、あっさりつかまる。でも、心なしか見る頻度が増えてきたようにも…?
気になって、ネットで検索してみたところ。「シバンムシ」という名前であることを知った。漢字で書くと「死番虫」。恐ろしい漢字である割には、その虫自体はやっぱりのんびりしていて、殺虫剤の中にも向かってくるほど、どんくさい。しかし、乾燥した素材なら何でも食し、かの有名なゴキちゃんが致死に至るほどのものを食べても平気という。その好物は、乾燥したもの。畳や簾、小麦粉や砂糖、果てはカップラーメンなどの乾麺、ドッグフード、タバコや古本。何でも食べてしまうので、駆除が大変だとか。
(↓リンク先に画像あり、注意)
http://www.ikari.jp/column/c4/c4_rep07_20061108.html
そこで、ふと思い至った。安値の時に、買い集めた小麦粉などのストック。未開封のまま、密閉性の高いプラスチック容器に入れていたが…あれは無事だろうか?
あわてて、確認してみると………どっひゃー。繁殖場所は、そのプラスチック容器であった。しかも、その隙間から脱出したシバンムシがいたらしく…、それが居間まで出張して、その存在を示していたのだ。シバンムシは、乾燥食材を食い荒らすだけで、成虫は大きな害を及ぼさない。冬期の幼虫が、アリを寄生させ、それが人をかむらしい。シバンムシ自体は、のんびりした虫なのだ。でもでもでもでも、それが集団で集まっているとなると、生理的な嫌悪感を覚える。そう、ただ、ただ、こわいのだ。これは駆除せねば。
周章てて、再度検索。駆除に必要なのは「スミスリン」。スミスリン散布剤が必要だと知った。ホームセンターに出向き、問い合わせるが、「ない」と言われる。あせって再度検索してみたところ、この「スミスリン」は、シラミの駆除薬だとか。しかも、人体への影響はほとんどないという。
そこで、薬局へ走る!問い合わせる!もう、こちらは必死である。
人の良さそうな薬剤師さんが対応してくれる。「シラミですか?」…「いいえ、違います。害虫です」…「そちらへの効能は効いたことありませんが……」どことなく不審気な薬剤師さん。もう一度調べる。
確かにスミスリンには、農薬と医薬品があるらしい。医薬品ではないものをお求めくださいという、文章も見た。しかし、農薬扱いのものが見つからない以上、背に腹は代えられない。農薬だろうが、医薬品だろうが、化学式は同じである。どこに違いがあるものか!効能には違いがないと信じ、渋る薬剤師さんからスミスリンを購入。
結論から言おう。シバンムシに効きました。即効性はないものの、その一瓶を繁殖地帯となっていた容器にぶちこんでみたところ、効果を発揮してくれました。
その容器から、どういうルートだかわからないけれど、逃げ出していたシバンムシを、なんとかせねば☆
幸い、我が家の掃除機は。型落ちとはいえ、ミクロの粒子も吸い取るダイソン(←メーカー)。彼は、望む仕事をしてくれるだろう。電源ON!気持ちよく吸引!ほっとして、台所を掃除していた。乾燥食材をすべて除去すればいいらしい。しかし、それだけでは不安を感じ、台所内をくまなく洗浄。食器もすべて、再洗浄。マジックリンを噴霧しすぎて、その微粒子を吸い込みつつ、激しく咳き込みながら、掃除機の近くに戻ったところ……?
そのホースから、のんびりのんびりうごくものを発見。吸い込んだはずの掃除機の中から、悠々と。なんの危機感もないまま脱出していたのは、例のシバンムシだった。
サイクロン方式、ダイソン。あっけなく敗れる……。(だめじゃん)
そんなわけで。スミスリン散剤を掃除機に吸い込みながら、ふたたびシバンムシにアタック。
一方、台所と居間にしかいないはずの、このシバンムシ。中途半端に残してしまうと、その隣の部屋には畳がある。畳も、好物だとか。
これはまずい!!!
徹底抗戦の構えで、一度も動かしたことのない冷蔵庫も移動。食器棚も移動。裏には何もないことを確認し、ほっと一息。そういった地道な努力を繰り返し、シバンムシを室内では見かけなくなった。
このオリンピックシーズン。大好きなスポーツ観戦もそっちのけになるくらいの、激しい戦いだった。
ある意味、わたしにとっては、オリンピックより激しい消耗戦であった。(こんなことを言ったら選手の方達には失礼だと思うけれども) 二日間の激しい戦い。激しい腰痛を残しながらも、シバンムシに勝利したのだ。戦いすんで日が暮れて。飲んだシャンパンは、F1のシャンパンシャワーに匹敵するくらい美味であった。(いや、こんなことを言ったら、レーサーに失礼だと思うけれども)
そして、今日。虫の気配のないこの部屋から、この文章を達成感を覚えつつ書いている。
しかし、そんな部屋の四隅には。お守りのように、スミスリンの盛り塩があるのだった。ちゃんちゃん☆
ちなみに、シバンムシは、かなりメジャーな害虫らしい。数年前の東京都の調査によると、4千軒中、4千世帯で発生していたとか。(つまり、100%)
もしも、シバンムシの襲来に困っているご家庭の方にお読みいただけて、この戦いの記録が参考となっていただけたなら嬉しいです。
今回、無事に駆除できたらしい。今後の注意としては、乾燥食材の排除。できるかぎり、食べられる量だけを購入することで防げるかと思う。また、密閉容器としては、缶が一番。こういったものを利用するのが最適だろう。ドッグフードも好物らしいので、ペットのいる方はご注意あれ。
ここで、ふと気づいた。乾燥食材には、たしか…カップラーメンもあったはず…。カンパンも。これらが不可と言うことは?おそらくわたしは災害時には生き残れないだろう。
………共存の道を探すべきだろうか?
タグ:シバンムシ
2008-08-25 22:14
nice!(0)
コメント(2)
エッセイみたいで読んでいて面白かったです
by NEMO (2011-08-27 00:29)
匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_^;)ありがとう。。。
by バーバリー アウトレット (2013-08-02 08:31)